電話:06-6225-8231
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島1-1-12 堂島リバーフォーラム4階北

大阪市 福島区 ガン がん相談 内科 堂島リーガクリニック

樹状細胞ワクチン療法

メール相談
左のQRコードを読み込んでいただくと、携帯サイトがご覧いただけます。

樹状細胞ワクチン療法

樹状細胞ワクチン療法は、患者様ご自身の免疫力を活かし、がんだけを狙って攻撃する治療法です。そのため、正常な細胞を傷つけることがほとんどなく、副作用が少ないと言われています。
また手術、抗がん剤、放射線治療などの標準治療と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。
当院は、大阪府内で唯一、大阪大学で開発されたWT1ペプチドを用いたワクチン療法を行っている医療機関です。

樹状細胞ワクチン療法のしくみ

免疫細胞の一つである樹状細胞は、がん細胞を食べるとリンパ球にがんの“目印”を教え、がん細胞を攻撃するよう指令を出す司令官の役割を果たします。
樹状細胞ワクチン療法は、患者様の血液中から、樹状細胞のもとになる細胞(単球)を取り出し、体の外で大量の樹状細胞を作製し、その樹状細胞にがんの“目印”を与えてから体の中に戻し、リンパ球に“目印”を攻撃するよう指令を出すことで、リンパ球ががんだけを狙って攻撃するという最先端のがん治療です。

樹状細胞の働き

1.樹状細胞が、がん細胞を食べることで、がんの目印を手に入れる。2.がんの目印を教え、攻撃するように指導する。3.体内でがんの目印を覚えたリンパ球が、がんのみを狙って攻撃

樹状細胞ワクチン療法の特徴

  1. 副作用が少なくがんだけを狙い撃ちます

    樹状細胞ワクチン療法は、がんだけを狙い撃ちにすることができる免疫療法です。
    また、患者様の細胞をもとに樹状細胞のワクチンを作るため、副作用の少ない治療となります。

  2. 転移しているがんにも効果が期待できます

    がんの目印を覚えたリンパ球は全身をめぐってがん細胞を攻撃します。
    そのため転移しているがん細胞も攻撃することができます。

  3. 長期間、体の中でパトロールをします。

    がんの目印を覚えたリンパ球は一部が体の中に残り、がん細胞に出会うと再び活性化して攻撃します。
    このリンパ球が体内にいる間、長期間効力を保ちます。そのため、再発予防にも効果が期待できます。

樹状細胞ワクチン療法の種類

人工抗原 樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞に取り込ませるがんの目印として、ほぼすべてのがんに対して使用できる「WT1ペプチド」など人工的に作られたがんの目印(人工抗原)を使った樹状細胞ワクチン療法です。人工抗原を使用することで、ご自身のがん組織がなくても治療を受けていただく事が可能です。
ただし、使用する人工抗原によっては、白血球の型(HLA)が適合することが条件となります。
自己がん組織 樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞に取り込ませるがんの目印として、手術などでとり出した患者様ご自身のがん組織を使う樹状細胞ワクチン療法です。

ほぼ全てのがんに対応できる人工抗原 WTIペプチド

樹状細胞ワクチン療法で最も重要なことは、がん抗原に何を使うかです。多くのがん抗原が見つかっていますが、その中でも注目を集めているがん抗原が「WT1」です。2009年には、WT1は米国の学会誌において75種類の人工抗原のうち、「がんワクチンに用いる優先度が高い抗原」として1位に選ばれています(※1)。
WT1は、ほとんどのがんの種類に存在しているとされており、この一部である「WT1ペプチド」を使うことにより、ほぼすべてのがんを対象として樹状細胞ワクチン療法を行うことができます。

※1Cheever MA,et al,Clin Cancer Res 2009;15:5323-5337.

各がん種におけるWT1の発現率

各がん種におけるWT1の発現率

樹状細胞ワクチン療法の治療実績

樹状細胞ワクチン療法は世界中で研究が行われ、がんに対する治療成績が報告されています。日本でも様ざまな臨床試験が行われており、がんの縮小、進行の停止といった腫瘍に対する反応が認められたことが報告されています(※2)。
当院が樹状細胞ワクチン療法の技術提供を受けているテラ株式会社の契約医療機関では、合計で約7,600の症例実績があります(2013年12月末現在)。

※2Nagayama H. et al., Melanoma Res. Vol.13, Number 5 2003;521-30.
Kuwabara K. et al., Thyroid. Vol.17, Number 1 2007; 53-8.

樹状細胞ワクチン療法の実績 約7,600例 当院の契約医療機関における症例実績合計(2013年12月末現在)

治療の流れ

樹状細胞ワクチン療法は、患者様の血液から治療に必要な細胞を成分採血で取り出した後、樹状細胞ワクチンを作り、2~3週間に1回のペースで投与するため、治療終了までに約3~4ヶ月掛かります。この治療は、セレンクリニック神戸とテラ株式会社と提携しております。

  1. 医療相談

    樹状細胞ワクチン療法について医師から詳しく説明し、患者様のご容体に合わせた治療方針を相談します。

    医療相談は完全予約制となりますので、電話にてお問い合わせください。

  2. 治療前の検査

    樹状細胞ワクチン療法を受けられるかどうか、血液検査、画像検査などをもとに判断します。

  3. 成分採血(アフェレーシス)

    樹状細胞のもとになる、“単球”を大量に取り出すために、成分採血を行います。2~3時間かけて血液の中の単球を含む必要な成分だけを取り出し、それ以外は体内に戻します。

    セレンクリニック神戸にて実施

  4. 樹状細胞ワクチンの作製

    成分採血で取り出した単球は、厳重に管理されたクリーンルーム(細胞加工施設)で培養されます。単球を樹状細胞に育て、人工抗原やがん組織を与えることで、がんの目印を手に入れた、成熟した樹状細胞に培養します。
    樹状細胞ワクチンを作製するには、でき上がったワクチンの品質検査も含めて約4週間かかります。

    セレンクリニック神戸にて実施

  5. 樹状細胞ワクチンの投与

    樹状細胞ワクチンを、2~3週間に1回のペースで5~7回、注射により投与します。

  6. 治療効果の評価

    1セットの治療終了後に、血液検査、画像検査、免疫機能検査などを行い、治療効果を評価します。
    それらをもとに、今後の治療方針を患者様と医師で相談します。

費用について

患者様のお体の状態にあわせて治療プランを設計します。
樹状細胞ワクチン療法は自由診療のため治療費は自己負担となりますが、所得税の還付が受けられる医療費控除の対象となります。詳しくはお近くの税務署までお問い合わせください。

樹状細胞ワクチン療法Q&A

標準治療(手術・抗がん剤・放射線治療)と併用して受けることはできますか?
標準治療と併用することで、よりよい効果が期待できます。併用方法は、がんの種類や場所などによって異なります。
樹状細胞ワクチンで使用するがんの目印はどんなものでしょうか?
さまざまながん種で使用できるがんの目印であり特許技術の『WT1ペプチド』が使用できます。また、その他にも数多くの人工抗原を使用することができます。
ワクチンとは違うのでしょうか?
がんワクチンの一種です。ただし、他のがんワクチンとは、中身が大きく異なります。
樹状細胞ワクチンの実績を教えてください。
膵臓がんや肺がんにおいて、全生存期間延長等の効果が示唆されています。欧米の学術誌に掲載される等、着実に実績が積み上げられています。
樹状細胞ワクチンは健康保険が適用されますか?
最先端医療のため、健康保険は適用になりませんが、医療費控除を受けることができます。医療費控除は諸状況により変動しますので、詳しくは税務署にお問い合わせください。
PAGE TOP